当協会は県内118社(令和5年7月現在)の会員で組織している一般社団法人であります。

造園緑化事業に関する調査研究や情報収集を行い、造園建設業の技術的・経済的・社会的向上を目指すと共に、生活環境の整備及び都市緑化の推進に寄与し地域社会へ貢献する事を目的として、昭和47年2月に(会員数36社)で設立し以来、50年以上に渡り多くの諸先輩方のご尽力により、現在に至っております。

近年の地球温暖化の影響により夏の猛暑や集中豪雨が頻繁に発生し、大規模な風水害などの自然災害が多発しており、世界的に環境問題がクローズアップされ、緑の果たす役割が認識向上されています。

公園や街路樹のもっている　"みどり”　は、豊かな感性を育むと同時に、ゆとりと癒しの空間を提供し、住みやすさや安全・安心な生活空間をもたらす事で、人が集まり活性化した街づくりにも貢献していく事が、我々の社会的使命と捉え、長年にわたり蓄積した技術・技能・経験を基に美しい環境づくりの担い手として地域に貢献して行いたいと思います。

一方、業界の課題は、慢性的な人材不足とそれに伴う技術や技能の低下であります。

人材不足の原因には、少子化や屋外作業という特殊就業環境にあり、これらの課題解決に向けて、まず適正価格での受注が第一であり、それが経営基盤の安定をもたらし、働き方改革を基に福利厚生や職場環境の改善につながり、若者や女性が入職しやすい労働環境が整うと考えております。

　今後も緑化祭や剪定見学会にて、造園業の魅力をアピールし、入職者の確保に努め、又、研修会を通して技術技能の向上に尽力し、次世代の担い手育成に努めて参ります。

今後とも関係各位並びに会員の皆様の、ご指導ご支援を心からお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一般社団法人茨城県造園建設業協会　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会長　田中　資康